「伊勢茶」のご紹介
三重県の名産品に「伊勢海老」、「あわび」、「松阪牛」などたくさんありますが、その一つに「お茶」があります。
なぜ「お茶」が三重県の名産品なのか?
実は栽培面積・生産量・生産額それぞれ静岡県、鹿児島県に次いで全国3位なのです。
今回は、「伊勢茶」を紹介します。
1.「伊勢茶」とは
三重県で生産されるお茶の総称であり、三重県産100%の緑茶です。
特許庁の地域団体商標(地域ブランド)に「伊勢茶」が商標登録されています。
お茶を品質を保つため、二番茶までしか摘まないそうです。
2.新茶(一番茶)の時期
三重県は南北に長いので、新茶(一番茶)の収穫に幅があります。
時期は、4月下旬~5月中旬から新茶の収穫が始まります。
3.産地
三重県は年間平均気温は温暖なため、お茶の産地として適しているそうです。
などです。
4.お茶の種類
三重県では、産地の特性を活かした「煎茶」、「かぶせ茶」、「深蒸し煎茶」などのお茶が栽培されています。
地域別で言うと
以上です。
(1)「煎茶」
日本で一番飲まれているお茶です。
旨味と渋味の調和がよく、清涼感のある後味が特長のお茶です。
(2)「かぶせ茶」
茶の木に黒い覆いをかけて日光を遮断して柔らかな葉に育てたお茶です。
お茶独特の渋み成分カテキンを抑え、テアニンという旨味成分が減るのを防ぐことができ、玉露のまろやかな旨味と煎茶のさわやかな渋味が合わさった美味しさになるそうです。
ちなみに三重県の「かぶせ茶」の生産量は、 全国1位です。
また、三重県全体の生産量の約3割を占めています。
(3)「深蒸し煎茶」
一般的な蒸し時間は30秒~40秒ですが、倍の60秒~80秒ほど蒸したものが「深蒸し茶」です。蒸すことにより渋みが抑えられています。
5.最後に
今回は三重県産のお茶について調べてみました。
生産地として全国3位だったとは...(静岡県が1位なのは知っていましたが、鹿児島県が2位というのも知りませんでした。)
皆さんもぜひ三重県産のお茶「伊勢茶」を飲んでみてください。