今日から俺は‼劇場版
新型コロナウイルスのせいで映画館へ行けていませんでした。
映画チケットの使用期限も迫ってきたこともあり、久々に映画館へ行ってきました。
なんと今回は「コンフィデンスマンjp(プリンセス編)」と「今日から俺は‼劇場版」2本続けての鑑賞!
贅沢なことをしてしまいました。
どちらもテレビドラマで観ていてファンになりました。
封切からかなり経過してからの鑑賞となりましたが、まだ上映していて良かったです。今回は、「今日から俺は‼劇場版」の感想を紹介します。(以下敬称略)
- 1.あらすじ
- 2.福田雄一監督・脚本作品
- 3.賀来賢人・仲野太賀が大健闘!!
- 4.どうした風神・雷神?
- 5.圧巻のアクションシーン
- 6.伊藤健太郎、実は......
- 7.イケメン・美女が総出演
- 8.最後に
- 9.映画館の新型コロナウイルス感染予防対策
1.あらすじ
「今日から俺はつっぱる!」――時は1980年代。転校を機に、髪を金髪に変えてつっぱりデビューした軟葉高校二年生・ 三橋貴志 (賀来賢人)。持ち前の運動神経とねじ曲がった性格で、たちまち周囲の不良達に目を付けられる。同じ日に転校してきたトゲトゲ頭の 伊藤真司 (伊藤健太郎)とコンビを組んで、次々やってくる強敵を返り討ちにしていく毎日。三橋と友達以上恋人未満な 赤坂理子(清野菜名)や、伊藤とラブラブな 早川京子 (橋本環奈)とのラブコメ的青春を謳歌したいのに、寄ってくるのはワルばかり…。三年になったある日、かつて二人が壮絶な戦いを繰り広げた不良の巣窟・開久高校の一角を隣町の北根壊高校が間借りすることに。かなりの極悪高校で名の通った 北根壊 の番長は 柳 鋭次(柳楽優弥)と 大嶽重弘(栄信)。彼らは、 智司(鈴木伸之)と 相良(磯村勇斗)という圧倒的な“頭”を失った開久の生徒に対して妙な商売を始める…。一方、怪しいスケバン・ 涼子(山本舞香)が 今井(仲野太賀)に近づき…。それは、「今日俺」史上最大で最凶の波乱の幕開けだった―!
※「今日から俺は‼劇場版」公式ホームページから引用
2.福田雄一監督・脚本作品
日本テレビ系列で放送されていた「今日から俺は‼」の人気ドラマの映画版です。
映画の冒頭で登場人物の説明するくだりがあるので、映画で「今日から俺は‼」を初めて観る方も大丈夫です。
脚本・監督は、「勇者ヨシヒコ」シリーズ、映画「銀魂」シリーズ、最近では「親バカ青春白書」が日本テレビで放送中(2020年9月13日最終回)で、言わずと知れたコメディー作品の巨匠・福田雄一監督の作品です。
独特の笑いの世界観や他作品のドラマや映画などのパロディを取り入れた作風と「福田組」と称される福田雄一が監督を務める作品に度々参加する豪華俳優メンバーのアドリブの利いた演技が人気です。
ちなみに福田雄一監督は、伊勢志摩を中心にオール三重県ロケで撮影された 映画 「逆境ナイン」の脚本も 担当されていました。
3.賀来賢人・仲野太賀が大健闘!!
「今日から俺は‼」はコメディーとアクションシーンが見どころだと思います。
今回も笑いの場面を期待して観ていましたが、期待しすぎたせいか、それとも福田監督作品の笑いのレベルの高さに慣れてしまったせいか、今回は私の笑えるシーンが少なかった気がします。
そんな中、賀来賢人・仲野太賀の二人は笑いの場面を担ってくれていたと思います。
賀来賢人演じる「三橋」が繰り出す「小学生レベル?」のからかいを真に受けて反応してしまう仲野太賀演じる今井のやり取りは、ドラマの時と変わらず面白かったです。
4.どうした風神・雷神?
今や福田雄一監督作品には欠かせない存在となった「風神・雷神」ことムロツヨシと佐藤二朗。
私は二人が大好きです。
福田雄一監督作品でなくても二人が出演している作品は観てしまいます。
渋い演技もできる二人ですが、やはり福田雄一監督作品で期待されるのは笑わす演技だと思いますが、今作では笑える場面がなかったように感じました。
特に佐藤二朗の見せ場と思われる2つのシーンは、今までの作品であれば、共演者が堪えきれなくて笑ってしまうことが多かったと思います。しかし、今作では共演者を笑わせようとしたのだろうけれど、共演者が我慢しているのか面白く感じなかったのか、スベリ感満載で少し寂しい気分になりました。
ムロツヨシも、いつもはスベリ芸で笑わせてくれるのですが、スベリすぎたのか少しも引っかかる笑いどころもなく出番終了してしまいました。
佐藤二朗とムロツヨシの絡みがあればもっと笑えるシーンができたのかもしれません。
ファンだけに勝手な思いをぶつけてしまい申し訳ございません。
でも、今作に限りそう感じてしまいました。
5.圧巻のアクションシーン
もう一つの見どころアクションシーンは、すごかったです。
今作は映画だけにこちらに重点を置いたのかもしれません。
特に北根壊高校の悪者番長役の柳楽優弥と栄信のアクションは秀逸でした。
柳楽優弥は福田雄一監督作品の「アオイホノオ」や「銀魂」シリーズで、改めて存在を知りましたが、今作では悪役で魅せてくれています。
栄信は初見ですが、空手をやっていたそうでキックとか本物ですね。
なかなか素人ではあんなに足が上がらないですよ。
二人ともアクションの動きに不自然さがなく、不良っぽさも悪役としての怖さもキレっぷりも醸し出されていて最高でした。
大勢での乱闘シーンも大きいスクリーンの中で、スケールが大きく、スピード感もすごくて早すぎて目では追いきれない迫力でした。
映画化した甲斐のある部分だと思います。
6.伊藤健太郎、実は......
今回も三橋の絡みにはクールに対応しますが、正義感溢れるかつ橋本環奈演じる早川京子の前でのデレデレっぷりはドラマ版と同様平常運転で良かったと思います。
伊藤健太郎を初めて見たのは、映画「コーヒーが冷めないうちに」です。
好青年役を演じていて、泣ける映画でした。
それ以降いろんなドラマや映画で拝見することが多くなりました。
基本良い人役を演じていますね。
最近知ったのですが、映画「弱虫ペダル」のロケで伊勢市にある「伊勢志摩スカイライン」に来ています。
そこで「赤福」や地元スーパー「ぎゅーとら」の「ミンチ串」などを差し入れしていたそうです。
なぜ伊勢の名物を差し入れしていたのかというと伊藤健太郎のおばあさまが伊勢市に住んでおり、子供の頃は伊勢市によく来ていたそうです。
こんなところで伊勢市とつながっているとは!
こんなことを聞くとこれからも大活躍をしてほしいと勝手に応援してしまいます(笑)
7.イケメン・美女が総出演
話は逸れましたが、賀来賢人、伊藤健太郎、柳楽優弥、鈴木伸之、磯村勇斗らイケメン俳優と清野菜名、橋本環奈、山本舞香、若月佑美ら美しい女優陣。
華やかで良いですね。
さすが「福田組」。
他作品では好青年を演じているのにこの作品では見事なヤンキーっぷり。
こんなに振れ幅の大きい演技をできるのはすごいと思いました。
アクションシーンも柳楽優弥に負けず劣らず素晴らしかった。
こういった俳優・女優を見るだけでもこの映画は楽しめると思います。
それとドラマ「親バカ青春白書」に出ている編集者役の谷口翔太が開久高校のヤンキー役で出ていたのには驚きました。
バイプレイヤーとして、目立たないけど存在感のあるいい俳優さんですね。
ドラマ観ててファンになりました。
どっかで見たことあるなーとは思いましたが、リーゼントしてサングラスかけてたから分かりにくかったのかしら?
嶋大輔と杉本哲太も出演しています。
お見逃しなく!
8.最後に
全般的には満足感のある映画でした。
ヤンキー映画だからバトルシーンの方が好まれるのかしら?
アクションシーンは文句なしにすごかったですが、個人的にはもっと笑えるシーンが多い方が良かったとも思います。
笑えなかったのは、北根壊高校の悪の所業が何とも言えなかったのかもしれません。
ちょっとキツかったかな?
もっと気楽に笑えるストーリーだと良かったのかもしれません。
映画館に来て初めて知ったのですが、スマホで副音声も聞けるそうです。
早く言ってよ~~~
これを聞けばもっと面白かったのかもしれませんね。
ところで、今冬公開予定の福田雄一最新作「新解釈・三國志」も期待しています。
予告も流れましたが、撮影裏での賀来賢人とムロツヨシの絡みを観ると期待大です。
今度こそ「福田組」の風神・雷神は笑いをもたらしてくれることでしょう。
絶対観に行きたいと思います。
映画館にはこんなのも置いてありました。